Before/取組み前の課題
・入力負担からデータの欠損が多く、分析に活用できなかった。
・特定の社員にアプリの作成やメンテの負荷が集中していた。
After/取組みによる効果
・ スマホによる直感的操作で、入力待ちの行列も解消した。
・ 正確なデータの蓄積により、利益率の分析基盤が整った。
株式会社長谷川製作所の取組事例
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業種
取り組みテーマ
活用した支援
従業員数
工場の作業日報入力における負担を軽減するため、スマホとQRコードを活用した入力アプリをPower Appsで構築しました。現場の入力習慣を変えることでデータ欠損を解消し、生産性向上に向けたデータ分析の基盤を整えた事例です。
埼玉県川越市で照明器具や分岐ケーブルの製造販売を行う、従業員40名の企業です。
社長をはじめ、若手からベテランまで年齢や役割が異なる計7名のプロジェクトチームを編成し、組織的な開発体制の構築を目指しました。
以前から特定の社員にアプリ開発の負荷が集中している属人化が課題でした。また、現場では作業日報を工場内PCでExcel入力していましたが、PC操作に不慣れな社員も多く、端末の前に行列ができるなどの問題が発生していました。その結果、データの欠損が多く、生産性や利益率の分析に活用できていない状態でした。
日頃からMicrosoft 365を利用しており親和性が高かったことに加え、全社員に仕事用スマホを支給していたため、スマホアプリ形式での運用であれば現場の抵抗感が低いと判断し、Power Appsを選定しました。
「スマホで作業日報アプリ」を開発しました。製作仕様書のQRコードを読み取ることで型式番号を自動取得し、ドロップダウン選択だけで入力が完了する仕組みです。開始・終了時間もボタン一つで自動記録されるため、作業を止めることなく正確な記録が可能になりました。

現場での入力負担を削減でき、正確なデータ収集が可能になりました。これにより、蓄積されたデータを分析して利益率や生産性の向上を図るための基盤が整いました。
「アプリ作成チーム」と「データ活用チーム」を編成し、組織的な体制を構築します。今後は部品発注(在庫管理)や営業日報(顧客管理)など、新たなアプリ開発に挑戦する計画です。
全5回のワークショップでは、講師(2名)に自社へ来社頂き、7名の参加人数を確保できたこと、またアプリ作成に適した若手社員とその上司とペアで参加させることにより、勉強時間確保の融通が利いたことがアプリ習得の大きな要因だと思います。まずは触ってみて、「習うより慣れよ」で抵抗感を無くせば、誰でもできるのがノーコードだと実感しました。