Before/取組み前の課題
・過去の図面や金価格が参照できず、再注文の度に再計算が必要となっていた。
After/取組みによる効果
・履歴の保存により、再注文時の計算時間を省略可能にした。
・金価格の変動を即座に反映し、見積精度も向上した。
有限会社アベソルダーの取組事例
![]()
業種
取り組みテーマ
活用した支援
従業員数
手作業や紙媒体を中心とした業務のデジタル化を目指し、kintoneを活用した「金メッキ見積アプリ」を開発しました。
複雑な面積計算の自動化と過去データの蓄積を両立させ、見積精度の向上と業務効率化を同時に実現した事例です。

埼玉県ふじみ野市でプリント基板の表面処理を手掛ける、従業員20名の企業です。経営者である社長をリーダーとし、製造、事務、フォト撮影の各部門から1名ずつ、計4名のプロジェクトチームを編成してプログラムに参加しました。

社内業務の多くが手作業や紙媒体に依存しており、DX導入の足掛かりを模索していました。
特に金メッキ加工の見積もりでは、製品内の複雑な形状を電卓で個別に計算・合算しており、多大な時間を要していました。
また、過去の見積条件が参照しにくく、再注文の際も最初から計算をやり直す必要があるなど、知見の蓄積が課題となっていました。
社内の一部で既に利用経験があり、操作が直感的で導入のハードルが比較的低いと感じたため、kintoneを選定しました。また、豊富なプラグインを活用することで、今後の事業展開に合わせた柔軟なカスタマイズが可能である点も決め手となりました。
「金メッキ見積アプリ」を開発しました。
基板内の各形状(四角、円、扇型など)の測定値を入力するだけで、総面積と、その時点の金価格に基づいた材料費を自動算出します。計算機能に加え、図面や基板写真などの資料を当時の金単価とともにアプリ内に保存・管理できる仕組みです。

電卓による手計算の負担が解消され、見積作成に要する時間が大幅に短縮されました。
また、過去のデータを即座に参照できるようになったため、リピート注文時の再計算の手間を省略することが可能になりました。
開発に携わったメンバー以外にも積極的に利用を勧め、現場の要望を吸い上げながらアプリの改良を重ねることで、社内定着を図ります。
今後は、JavaScriptやプラグインを活用してアプリを高度化させるとともに、残る紙帳票の電子化を順次進めていく計画です。
今回のプログラムに参加できたことは弊社にとってDXに取り組むよいきっかけになったと思います。当初どれだけできるのか不安もありましたが実際に参加するメンバーを決めてからはそれぞれが自主的に取り組んでくれました。自分だけではわからない部分を講師の方が的確にアドバイスしてくださり考えていた以上に成果が出ました。少しでも興味があれば参加することをお勧めします。今後もこのようなプログラムが増えると我々のような小規模な事業者にはありがたいです。
有限会社アベソルダー